カーテン豆知識
フィスバ|世界中で人気の高級カーテンの選び方とおすすめ生地を紹介
フィスバのカーテンは、世界中で世代を超えて愛され、その美しさで空間を彩り、多くの方を魅了します。
一方で、フィスバはインテリア業界で有名ですが「フィスバのことを詳しく知らない」「知っているけど、どのカーテンがよいのかわからない」という方は多いと思います。
カーテンの掛け替えの際に検討しても、素敵なカーテンが多すぎて自宅に合うのか不安になったり、どのカーテンが合うのかわからなくなったりする方もいるでしょう。
本記事では、フィスバの特徴とカーテンの選び方、おすすめのカーテンを紹介します。
本記事を読むと、フィスバのカーテンを選べるようになり、上品でおしゃれな窓周りを作ることができます。
フィスバとは
フィスバはスイスに本社があるカーテンメーカーで、スイス本社名は「Christian Fischbacher(クリスチャン・フィッシュバッハ)」といいます。
1971年、4代目クリスチャン・フィッシュバッハが日本に進出した際に、日本の会社名を「日本フィスバ」として設立しました。
日本フィスバは社長の田原克行氏が先頭に立ち、多くのインテリア空間の窓を上品に彩っています。
フィスバの特徴
1819年、クリスチャン・フィッシュバッハがスイスで自身の名前をブランド名にして、高品質なファブリックを取り扱う会社を設立しました。
現在のクリスチャン・フィッシュバッハは、6代目のCEOを務めているマイケル・フィッシュバッハ氏と、アートディレクターを務める妻のカミラ氏が伝統を引き継ぎ、美しいファブリック商品を生み出しています。
クリスチャン・フィッシュバッハの日本法人である日本フィスバは、タイに縫製工場を構えてカーテンを製作しています。
一切の妥協がないハイクオリティなカーテンを製作するために行われる、縫製から検品までの16工程の縫製ラインを「フィスバ縫製」と定めました。
フィスバ縫製では、カーテンを美しく見せるためにカーテンの特徴に合わせて8種類のミシンを使用しています。
フィスバの魅力
フィスバの魅力は、一目でわかる「高級感」と「上品なおしゃれさ」です。
糸・素材・染色・縫製・デザイン全てにこだわりぬいて高級に仕上げているため、フィスバのカーテンが発する高級感と存在感は目を惹きます。
特にベルベット生地のドレープカーテンは、上品で高級感があり魅力的です。
また、リネンやコットン、シルクなどが素材に使用されているカーテンも多く、自然素材の柔らかい風合いや高級感を感じられます。
フィスバは、ファッションファブリックを取り扱っていた歴史が長く、その影響が現在も残っており商品製作に反映されています。
フィスバの徹底した品質へのこだわり
フィスバは、高品質なカーテンを提供するために生地製作に徹底的にこだわっています。
こだわりポイントは以下の通りです。
・接ぎ合わせる縫い目位置の徹底
・すくい縫いによる仕立て
・三ツ山2倍ヒダの仕上げ・上部のアーチ仕上げ
・アイロンがけ
・手作業のまつり縫いによる仕上げ
・スイス産のアジャスターフックを使用
・耐久性に優れた芯地
接ぎ合わせる縫い目位置の徹底
カーテンを接ぎ合わせる縫い目の位置は、ヒダ山の横の側面に来るように徹底しています。
ヒダの側面は、カーテンを正面から見た際に最も目立ちにくい位置であり、カーテンを美しく見せられるためです。
カーテンの接ぎ目が見えると印象が悪いため、徹底的に美しさにこだわっています。
すくい縫いによる仕立て
カーテンの端・裾・上部の芯地部分は、すくい縫いで縫製しています。
すくい縫いは、「ブラインドステッチ」とも呼ばれ、縫い目が表から見えず、自然なひだを作りカーテンを美しく見せる縫製手法です。
フィスバ縫製のブラインドステッチは、2本の糸を絡める特殊な技法が使用されています。
この縫製手法によって、糸が切れるような事態が発生してもほつれが広がらず、上品さを維持できる耐久性があります。
三ツ山2倍ヒダの仕上げ・上部のアーチ仕上げ
フィスバのカーテン仕様は、三ツ山2倍ヒダの仕上げが標準です。
真上から見ても均等な山の高さに仕上げられており、多くの方が気づかない部分にも美しいカーテンを製作するためのこだわりが秘められています。
手作業で上部のヒダとヒダの間を、アーチ状にして製作しています。
窓にかけた際にカーテンの両端の納まりがきれいになり、自然で美しいラインを持つカーテンの波を生み出せます。
アイロンがけ
カーテンの丈の長さ(高さ寸法)を決める前に、アイロンがけを行います。
アイロンをかけることで、カーテン設置後やドライクリーニングでメンテナンスした際に発生する生地の伸び縮みを抑えられるためです。
収縮率の高い自然素材などの生地は、縫製する前に24~96時間にわたり生地を吊ることで、カーテンの形状に縫製された後の収縮をできるかぎり抑えます。
手作業のまつり縫いによる仕上げ
縫製の最後は、一枚ずつ丁寧に手作業のまつり縫いで仕上げます。
縫い目が目立たず、見た目も美しい縫い方です。
最後までカーテンを美しく見せる点には全く妥協しません。
スイス産のアジャスターフックを使用
1975年にクリスチャン・フィッシュバッハで開発されたアジャスターフックを使用しています。
アジャスターフックは、上下5mmずつフックをスライドさせて高さ寸法の調整が可能なカーテンフックです。
フィスバのアジャスターフックは、型崩れしにくい強度のあるプラスチック製です。
「カーテンの美しい外観を保つ」という重要な役割を果たしています。
ヒダと一緒にアジャスターフックのスティック部分を生地に縫い込み、固定して動かないようにしているため、生地や縫い目を傷めることがありません。
耐久性に優れた芯地
ドレープに使用されている芯地は硬く、長期間使用できる耐久性があります。
型崩れがおきにくいため、長期にわたり魅力的なカーテンをきれいに見せてくれます。
失敗しにくいフィスバの選び方
フィスバのカーテンは上品で美しいものが多く、どれも魅力的に見えるので迷ってしまう方は多いでしょう。
フィスバのカーテンは高額な上に、インテリアの雰囲気にも大きく影響するためカーテン選びに失敗したくないですよね。
失敗しにくいカーテンの選び方は、以下の通りです。
・インテリアのテイストに合わせて選ぶ
・部屋に必要な機能で選ぶ
インテリアのテイストに合わせて選ぶ
モダン・ナチュラル・エレガント・アンティークなど、自宅のインテリアテイストに合わせてカーテンを選ぶと失敗しにくいです。
例えば、リビングが「モダン」なら、スタイリッシュさや光沢感があり、有彩色よりもホワイト・ブラック・グレーの無彩色が多く使用されているカーテンを選びましょう。
インテリアテイストが決まっていない場合
インテリアのテイストに合わせてカーテンを選ぶ際のデメリットは、「そもそも自宅のインテリアのテイストが揃っていない」という状況があることです。
このような場合、部屋の「配色」と「素材」を確認するとカーテン選びに失敗しにくくなります。
壁の色やアクセントクロスの色に合わせてカーテンを選ぶ、もしくは壁に合わせずにカーテンの色をアクセントにする方法があります。
アクセントにする場合、ソファやクッション、インテリアグリーンなど同系統色の仲間ができるようにカーテンの色を選ぶと、空間の配色バランスを取りやすいでしょう。
カーテンを選ぶ際に、家具などの素材に合わせて選ぶことも重要です。
家具の素材を確認すると、以下のように考えてカーテンを選べます。
・金属や鉄製の家具が多い場合、光沢感やマット感があるカーテンは合わせやすいが、自然素材が使用されているカーテンは、ナチュラル感が出るため合わせにくい
・木製の家具が多い場合、生地感を感じやすいカーテンや自然素材を使ったカーテンはナチュラルインテリアとして合わせやすいが、光沢感のあるカーテンはモダンさが強いため合わせにくい
空間の色と素材を確認してバランスを考えると、選ぶカーテンを絞れます。
絞った選択肢から、最も好みのものを選ぶと失敗しにくいでしょう。
部屋に必要な機能で選ぶ
日差しの向きや強さ、生活スタイルから遮光機能や遮熱機能が必要なのかを確認しましょう。
例えば、窓が西向き、もしくは東向きで朝日や夕日の差し込みが激しい場合、遮熱やミラー機能があるレースカーテンを掛けなければ快適に過ごしにくいです。
また、夜勤の仕事をしており昼間に寝ないといけない方は、遮光カーテンにして部屋を暗くしないと寝にくい可能性があります。
必要な機能性を確認してからカーテンを選ぶと、失敗や後悔しにくいでしょう。
おすすめのフィスバのカーテン8選
フィスバのおすすめ生地は、以下の通りです。
VITUS|ヴァイタス
ヴァイタスは、光沢感が美しいベルベット生地のドレープカーテンです。
なめらかな触り心地とベルベットの柔らかな雰囲気が高級感を演出します。
カラーバリエーションは32色あるため、部屋に合う配色のカーテンを探しやすいでしょう。
モダンやアーバンモダン、エレガント、アンティークの空間に合わせやすいカーテンです。
JANGALA|ジャンガラ
ジャンガラは、地模様の植物柄が空間に表情を加えるジャカード織のドレープカーテンです。
一つひとつが大きく大胆なデザインの柄がありますが、地模様なので目立たず上品な雰囲気を持つことが特徴的です。
ジャンガラは、生地を織った後にむら染めしている「後染め(あとぞめ)」の染色方法で製作されています。
この染色により、柔らかな触り心地を実現しています。
カラーバリエーションは9色あり、ナチュラルやエレガント、クラシックなインテリアに合わせやすいカーテンです。
GHIACCIATO UNITO|ギアッチャートユニト
ギアッチャートユニトは、生地に加工された独特な光沢感が特徴的です。
ナチュラルな雰囲気のなかに、わずかにモダンさを加えています。
素材は「麻83%・ナイロン17%」が使用されており、光沢感とともに自然素材の風合いを楽しめるでしょう。
カラーバリエーションは7色あり、ナチュラルやナチュラルモダンの空間におすすめです。
ARABESQUE|アラベスク
アラベスクは、オリエンタル風のデザインが特徴的なドレープカーテンです。
ベース生地の色と柄の色は、明るさと色彩の差を出して柄がはっきりと目立つようにしています。
ポリエステル生地でメンテナンスが容易なため、美しい状態を保ちやすい生地です。
エレガントさと高級感があるアラベスクは、おしゃれな部屋を作れるでしょう。
エレガントやモダン、シックな空間に合わせやすいカーテンです。
TEATRO|ティアトロ
ティアトロは、オパール加工によるきれいな透け感があるレースカーテンです。
生地の色彩とグラデーション、デザインの全てが空間を優雅に美しく彩ります。
柄のデザインにはエレガントさがあり、おしゃれで上品な部屋を作りたい方にピッタリのレースです。
エレガントやアンティークのインテリア空間に合わせやすいでしょう。
ACHAT|アカット
アカットは、美しいグラデーションで空間を彩るレースカーテンです。
ジャカード織の4色の糸を使用して、美しいグラデーションに仕上げています。
有彩色のグラデーションを作りますが、きれいな透け感があるため視界を遮りません。
立体的なストライプが浮き上がるデザインなので、縦柄や無地のドレープと組み合わせることがおすすめです。
モダンやナチュラル、エレガントなインテリア空間で使用しやすいでしょう。
美しいグラデーションを楽しむためにも、昼間にレースのみを楽しめる窓に設置してください。
FLORA|フローラ
フローラは、カラフルな動植物柄と自然素材の生地感で明るく、リラックスした空間を作れるレースカーテンです。
使用されている素材は、「綿53%・麻47%」なので自然素材100%のレースカーテンです。
室内で、プリント柄のカーテン生地で自然を感じられます。
爽やかな気分でリラックスして過ごせるインテリア空間を作れるでしょう。
ナチュラル、ナチュラルモダン、カジュアルのインテリア空間に合わせやすいレースカーテンです。
DIAMANTE|ディアマンテ
ディアマンテは、モダンなトライアングル型の柄がおしゃれなレースカーテンです。
「ディアマンテ」とは、ダイヤモンドという意味です。
イタリアのミラノにあるダイヤモンドタワーから名付けられました。
柄の部分はメランジ糸で縫製しているため、美しい染色と生地の柔らかさで上品な空間が作れます。
モダンな空間に合わせると、部屋をかっこよくおしゃれにできるレースカーテンです。
フィスバを検討中の方は「パーソナルコーディネート」へ
フィスバのカーテンを検討する際に、実物を見て触れて確認したい方は多いと思います。
生地感や実際の色味などは、デジタルカタログやネット販売の画像とは異なって見えるため、実物を確認してコーディネートも含めて失敗のないように購入したいですよね。
また、自宅にどのカーテンが一番合うのか、決めきれない方もいらっしゃるはずです。
フィスバのカーテンを検討中の方は、弊社の「パーソナルコーディネート」をご利用ください。
カーテンのプロがご自宅のインテリアの状態やご要望をお伺いし、サンプル生地も使用してあなたのご自宅にぴったり合うフィスバのカーテンをご提案します。
採寸・見積もりは無料で対応し、ヒアリングから納品まで寄り添ってサポートさせていただきます。
美しく、上品なフィスバのカーテンで素敵なインテリアライフを手に入れましょう。